尖圭コンジローマはどのようにして感染する?

尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルスであるHPVの感染によって発症します。
性器や肛門、唇、乳頭にイボを形成します。
痛みなどはありませんが、放置するとイボが広がって性器の形状が変わってしまうほどになることもあります。

感染経路はあらゆる性行為と言われています。
一般的なセックスと同じようにオーラルセックスやアナルセックスによって感染します。
直接の接触を避けることでリスクを下げることができるためコンドームの使用が有効と言われています。

尖圭コンジローマの症状を発症している場合は、イボがあるため認識しやすい特徴があります。
もしそのような症状が見られるようならオーラルセックスを避けて、コンドームを使用することが重要です。
またはコンドームを着用した状態でのオーラルセックスならリスクを回避できるため予防になります。
ただし歯などが当たって破れないように注意した方がいいでしょう。

特に妊娠のおそれがない性行為としてアナルセックスをする場合がありますが、感染経路であることには変わりがなく、肛門にイボができることになります。
直接見ることができないため発見が遅れることが多く、傷つくことで不潔になり他の病気になる恐れもあります。
肛門に違和感があるようなら検査をした方が安心です。

検査によって感染が認められた場合には治療としてイボを取り除くことが行われます。
液体窒素によって凍結したり、軟膏による殺菌、電気メスなどによる切除、レーザによる蒸散治療などがあります。
自然治癒する場合もありますが期間が長くなり感染のリスクが高くなります。
完治には半年以上の経過観察が必要で再発の恐れがないことが確認されたことで完治となります。

HPVは良性の場合、イボなどの発症ですみますが、女性の場合、悪性になると子宮頸がんの恐れもあります。
そのため感染していない女性を対象に子宮頸がんワクチンが承認されています。
国による助成制度も行われています。

尖圭コンジローマの確実な予防方法はある?

尖圭コンジローマの感染経路はあらゆる性行為です。
予防するためには直接接触することを避ける必要があります。
そのためコンドームを使うことが効果的です。
自分がHPVの保有者であっても、パートナーがHPVを持っていたとしてもコンドームによって直接の接触をさけることで感染リスクをかなり下げることができます。
日本では避妊具として利用することを目的としているため性行為による感染防止のために利用する意識が低い傾向にあります。
粘膜や血液の接触はできるだけ避けた方が安心であることを知っておくべきです。
また、性器同士の接触ではないオーラルセックスは軽視されがちですが、感染経路として同じリスクがあります。
感染の疑いがある相手とはオーラルセックスをしないことも予防方法の一つです。
尖圭コンジローマの場合、イボのようなものがあったら感染を疑うべきです。

また、妊娠の恐れがないからという理由でコンドームを着用せずにアナルセックスをすることもリスクを高めています。
性病の感染経路として考えるとアナルセックスは同じリスクであることになります。
特に直腸は粘膜が薄いため性行為で傷つきやすく出血が起きるため感染しやすくなります。
アナルセックスの時でもコンドームを使うことで予防することができます。

尖圭コンジローマの原因菌であるHPVは子宮頸がんになる恐れもあることからワクチンが承認されています。
HPVに感染していない女性に対してワクチンを接種することで予防効果があったとの報告が公表されていますが、感染した人にワクチンを利用してもHPVを排除する効果は期待できないとされています。
男性の場合、がんになる恐れがないことからHPVのワクチンは現時点で承認されていません。