尖圭コンジローマの治療方法の種類

治療の説明をする医師

尖形コンジローマはHPVに感染することによって患部にイボなど隆起ができる症状です。
そのイボに多く菌が生息しているため取り除くための治療方法が有効とされています。
治療方法の決定はイボの大きさ、数、場所、形態などによって行われます。
また、尖形コンジローマの再発の場合や難治が認められる場合には治療方法の変更を行い複数の方法を適用することもあります。
イボを取り除き、半年間再発が見られなければ尖形コンジローマが完治したと判断されます。

尖形コンジローマ対してもっとも非侵襲的な治療方法は軟膏の塗布による殺菌です。
切除などの行為が行われないため痛みが少ないことや出血の恐れがないことが特徴です。
頻繁に通院することが難しい場合や他の治療を行うにはイボが大きい場合やその他の症状によって外科的な治療が難しい場合などに選択されることがあります。
隔日で週3回程度塗布して、6時間経過した頃に石鹸で洗い流します。

凍結療法は液体窒素を利用した方法です。
イボを液体窒素で凍結させることで壊死させます。
これを1から2週間ごとに繰り返します。
局所麻酔が必要ないため液体窒素があれば実施可能な治療です。
凍結療法は比較的小さなイボに適用されます。

電気焼灼法は電気メスを利用した方法です。
電気の放電によって発生するエネルギーによってイボを焼いてしまいます。
人工的にやけどを起こして取り除くことになります。
痛みを伴うため実施前に局所麻酔が必要になります。
電気焼灼法なら焼灼するため出血の心配がありません。

レーザー治療法はレーザーの照射によってイボを蒸散します。
イボ自体がレーザーのエネルギーによってなくなり残った患部が軽い火傷の状態になります。
レーザー治療法も痛みを感じるため局所麻酔を必要とします。
残った組織が凝固しないため傷跡が残りにくい特徴があります。

外科的切除は、局所麻酔を行なった後でメスなどの鋭利なものでイボを切除する方法です。
ただ切り取るだけなので患部の止血が必要になります。
大掛かりな装置などが必要ないためどの病院でも行うことができます。
切除したところの感染症予防が必要です。

尖形コンジローマはどの治療方法が治りが早い?

尖形コンジローマの治療方法として行われるものとして治りが早いのは、外科的な治療です。
外用薬の塗布は痛みが少ない利点がありますが、時間がかかります。
また、塗布の間隔は個人任せになるため塗り忘れなどがあるとさらに遅れる原因になります。

凍結療法の場合は、1から2週間ごとに繰り返し行なって数週間かかります。
熱による組織の凝固がないため予後の傷跡は小さくなります。
イボの大きさにもよりますが凍結療法で確実にイボを取り除くには時間がかかります。
そのため凍結療法は大きなイボには適用されません。

電気焼灼法の場合は、その場でイボの切除が完了するので短時間で済みます。
ただし、取り除いた部分が熱によって収縮することがあるため傷跡が目立たなくなるまでに時間がかかります。
電気焼灼法を行うことで瞬時にイボが取れるため、見た目を気にしなければ日常生活をする分には問題になりません。
電気焼灼法も治りが早い方法の一つです。

レーザー治療法はもっとも治りが早い治療法です。
イボの部分を取り除き、残された傷跡も熱影響を受けていないため収縮することがなく比較的浅い部分で済みます。
レーザー治療法で行なった組織は傷害の深度が浅いため治癒も早く、傷跡が残りにくいと言う特徴があります。

外科的切除はイボの切除が短時間で済むことで多くの医療機関で行われます。
外科的切除面は出血が起こるため止血と感染症予防が必要です。
外科的切除の場合、イボの除去だけで考えるともっとも早い方法ですが、その後の治癒に時間を要します。
外科的切除を行なった後で広めにレーザー治療法を行うと止血と感染症予防が一度に行えるため効果的です。
外科的切除とレーザー治療法の併用がもっとも治りの早い治療ということになります。